9月19日には大阪府大阪城公園で、22日には埼玉県のイオンレイクタウンでデモランイベントを実施したレッドブル&デイビッド・クルサードだが、そのふたつのイベントの間に福島県で、レッドブル・エアレースパイロットの室屋義秀が操る飛行機とフィルムセッションを実施した。
これまでもF1マシンと飛行機の“対決”は他チームで実施されていたが、今回、日本で初の試みとして福島県の農道離着陸場ふくしまスカイパークで『シークレットイベント』としてレッドブルF1との室屋が操縦する飛行機“エクストラ300”のセッションが行われた。
ふくしまスカイパークの滑走路をクルサードのF1と室屋の飛行機が同時にスタート、夕陽を浴びながら疾走し、室屋が飛翔。クルサードが疾走する上で室屋が旋回したり背面飛行を披露したりと、迫力のセッションになった。滑走路の終わりでは、クルサードがスピンターンをする間、室屋が天空に向け機体を回転させながら上昇。大迫力の中終わったセッションには、居合わせた観衆も驚きの声を上げた。
クルサードはセッション後、「今日のプロジェクトは非常に興味深かった。滑走路が十分に長くなく、タイミングを合わせるのが難しかったが、あれほど近く、逆さまになった飛行機を見上げたのは初めての経験だった。室屋選手は非常にプロフェッショナルで、家族を愛する素晴らしいアスリートという印象を受けた」とコメント。地元福島出身の室屋も「憧れのドライバーと競演できることをずっと楽しみにしていました。自分が飛んでいる前をF1がすごいスピードで走っていて、エンジンの音がコクピットの中にも聞こえ、とても興奮しました」とコメントしている。