先週末、オーストリアで開催されたラリー・イン・ラバントタール2010で、圧縮天然ガス(CNG)車のワールドプレミアが行なわれ、マンフレッド・ストールがCNGプジョーS2000で登場したが、技術的な問題が発生し早々にリタイアを余儀なくされた。

 CNGプジョーS2000への期待は非常に高かったが、ストールは「まだまだ開発途中だから、ミラクルを期待してはいない」と話していた。実際“懸念されていた問題”が発生して、このOMV CNGラリーチームはリタイアを余儀なくされたが、マンフレッドもコ・ドライバーのイルカ・ミノアも落胆はしていないようだ。

「最初の数マイルは本当に楽しく走れた。去年CNGスバルで走った感じとは明らかに違っていて、これがS2000なんだろうって思ったよ。ちゃんとゴールしたかったけれどもできなかった。でもCNGプジョーS2000はこれからどんどん良くなっていくことが、走ってみて分かったよ」とストールは続ける。

“懸念されていた問題”をもう少し具体的に言うと、ガス供給システムの不具合だったようだ。コースにおいてはきちんと作動していたが、リエゾンでスローダウンし数分後にはクルマがストップしてしまった。なんとかSS8のパルクフェルメまでたどり着いたものの、それ以上の走行は無理な状態となってしまった。

「もう少し走ることができれば、有用なデータが得られただろうけれど、不満はないよ。ガスの圧縮機構はとても複雑なんだ。だから今日明日でよくなるというものではないからね。僕たちが今できることは、エラーを見つけ出して、それを解決に導いていくこと。とても骨の折れる作業だけれど、僕にはやってのける自信があるよ」とストール。
 今年、ストールレーシングはIRCに参戦するダニエル・オリベイラのマシンの運営も行なっている。

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