オランダのスポーツカーメーカーであるスパイカー社は12月2日、財政再建を図るための債務の一時的猶予を、同国裁判所に申告したことを発表した。

 スパイカーは、ミッドランド(元ジョーダン)を買収して2006年と2007年にF1に参戦(2006年はスパイカーMF1)するなど、モータースポーツ界でもお馴染みの自動車メーカー。山本左近がドライブしていたことでも知られている。また、ヨーロッパGP(ニュルブルクリンク)でスポット参戦のマルクス・ヴィンケルホックが、天候による序盤の混乱を生かして、一時トップを走行したこともあった。同社はその後チームを売却。インドの実業家ビジェイ・マリヤが買収し、フォースインディアとして現在まで続いている。

 スパイカー社は、同社の財政を圧迫した要因として“F1参戦”と“スウェーデンの自動車メーカーSAABの買収”を挙げている。スパイカーは経営危機に陥ったSAABを買収したが、結局業績は好転せず。これらの業務失敗が影響して会社の財政を圧迫したため、今回の再建策を採る必要性に迫られることになった。

 債務の支払い猶予期間は1ヵ月であり、その間もスパイカーの基本的事業は続けられていくことになる。また、この間に平行して事業の再構築を行うとしている。

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