F1第14戦イタリアGPの予選は、フェラーリのフェルナンド・アロンソがトップタイムをマークし、フェラーリ移籍後初のPPを獲得した。BMWザウバーの小林可夢偉は13番手、HRTの山本左近は24番手だった。

 直前のフリー走行に続き、快晴に恵まれたイタリアGPの予選。グランプリ中、最も平均速度の高いこのモンツァで最速のマシンを決める戦いは現地時間の午後2時から行われた。コンディションは気温26度、路面温度が38度。
 マクラーレンはこれまで同様にルイス・ハミルトンがFダクトなしのローダウンフォースを選択。ジェンソン・バトンもこちらはFダクトを装着したハイダウンフォースのパッケージを選んだ。セッション直前にヴァージンのティモ・グロックがディファレンシャルの変更を行ったとして5グリッド降格するという情報がもたらされている。

Q1
 20分で争われるQ1は、セッション開始から続々と各マシンの計測ラップが始まり、5分もするとトップチームによるタイムの奪い合いが始まった。バトン、フェリペ・マッサ、アロンソ、ハミルトンと、2チームの4台が何度かトップタイムを塗り替えるなか、セッション後半にタイムを上げたフェラーリ勢がマッサ、アロンソの順でトップ2を形成。マクラーレンもハミルトンが3番手、バトンが4番手につける。レッドブルはトップ争いに加わることはなかったものの、ベッテルがルノーのロバート・クビカがに次ぐ6番手、直前のセッションでマシントラブルに見舞われたマーク・ウエーバーも7番手につけた。

 ザウバーの小林可夢偉も16番手で無事にQ1を通過。17番手につけたチームメイトのペドロ・デ・ラ・ロサとともに予選トップ10入りをかけるQ2に進んだ。フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィはわずか3周しか走れず20番手に終わっている。

Q2
 Q2では、マクラーレンのハミルトンが最初からソフトコンパウンドのオプションタイヤを投入し、真っ先にトップタイムを記録してくる。しかしセッションが進むにつれ好調のフェラーリ勢がすぐに反撃を見せ、ハードコンパウンドを履くアロンソがハミルトンのタイムを上回り、さらにチームメイトのマッサも3番手につける。この時点でオーダーはアロンソ、ハミルトン、マッサ、そしてベッテルとなり、その後各マシンは一度ピットに戻って残り5分からの2回目のアタックに臨んだ。

 Q2終盤のアタックでは、バトンが2番手タイムを記録するも、アロンソが前半に出したベストタイムがそのままトップタイムとなる。ハミルトンが3番手、マッサ4番手、以下ベッテル、ウエーバーの順。一方、Q3進出をかけた争いはウイリアムズのルーベンス・バリチェロが最後の10番手のポジションを獲得。フォース・インディアのエイドリアン・スーティルは最終コーナーのパラボリカでのミスが響き11番手。メルセデスのミハエル・シューマッハーは最後のアタックでもタイムを伸ばせず、4戦連続となるQ2敗退となった。また小林可夢偉もセバスチャン・ブエミをパスして13番手につけるのがやっとだった。

Q3
 3強に加えウイリアムズの2台、そしてルノーとメルセデスの各1台が生き残った最後のQ3。ウイリアムズ勢2台とニコ・ロズベルグを除く7台がまずは序盤の計測ラップに向かい、フェラーリのマッサを先頭に1回目のアタックを行うと、フェラーリのアロンソが1分21秒962というタイムで1回目のトップに立つ。各車は一度ピットに戻ってから、再びコースインし最後のアタックに向かった。

 ラストアタック、アロンソはタイム更新できなかったために後方を走るマクラーレン勢に注目が集まったが、セクター2でベストタイムを記録したバトンもアロンソのトップタイムには届かず、ハミルトンも5番手に終わる。フェラーリはマッサも3番手をキープ。意地を見せたのがトラブル続きのウエーバーで、最後に4番手に飛び込んだ。ベッテルは6番手。

 この結果、フェラーリは2004年のルーベンス・バリチェロ以来となる地元イタリアでのポールポジションを獲得。フェラーリにとっても2008年ブラジルGPのマッサ以来で、今シーズン初。アロンソもこれがフェラーリ移籍後の初ポールとなり、自身も昨年のハンガリー以来という久々づくしのポールポジションとなった。

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