F1第11戦ドイツGPが当地のホッケンハイムリンクで幕を明け、金曜1回目のフリー走行はフォース・インディアのエイドリアン・スーティルがトップタイムをマークした。2番手はフェリペ・マッサ(フェラーリ)、3番手はジェンソン・バトン(マクラーレン)となった。BMWザウバーの小林可夢偉は20番手、HRTの山本左近は24番手となっている。

 2年ぶりの開催となるホッケンハイムの初日は生憎の雨模様に見舞われ、コースも完全なウエット状態で午前中のセッションを迎えた。気温18度、路面温度は19度というなか、各車はコースオープンとともにウエットタイヤを装着してインスタレーションラップを開始。ロータスはヘイキ・コバライネンに代えてファイラス・ファウジーを起用、HRTは2戦ぶりにブルーノ・セナが復帰し、山本左近もカルン・チャンドックに代わりレース出場を果たしている。

 セッションはフルウエット状態のなかでスタート。開始20分過ぎにトロロッソのハイミ・アルグエルスアリが最初にタイム計測を行うと、レッドブルのセバスチャン・ベッテルも続いてトップタイムをマークする。その後、レッドブルはマーク・ウエーバーもコースインし、トロロッソのセバスチャン・ブエミのほかミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)もコースに姿を見せるが、序盤はひどいウエット路面の影響もあって、各車ともサーキットの至る所でコースオフする場面を見せる状況となっている。

 開始30分を過ぎたあたりからようやく雨足が弱まりだすと、レーシングラインも徐々に好転をみせ始める。そうしたなか、メルセデスのニコ・ロズベルグが初めて1分30秒台に入れてくると、折り返しの45分過ぎにはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)もトップタイムを更新。そのすぐ後には再びロズベルグがアロンソのタイムを上回る1分29秒台をマークしていった。

 セッションが残り35分を切ったあたりからは路面も急速に乾き始め、ここでザウバーのペドロ・デ・ラ・ロサやウイリアムズのニコ・ヒュルケンベルグ、さらにはウエーバーといったドライバーがタイヤを浅溝のインターミディエイトタイヤに履き替えて走行を開始。するとヒュルケンベルグ、ウエーバーが立て続けにトップタイムを更新し、その後もベッテルやスーティルらがトップタイムを塗り替えていった。

 マクラーレンのルイス・ハミルトンはセッション終盤の残り20分というところで、ロングストレート手前の4コーナー付近でバランスを崩し、そのままタイヤバリヤに激突してしまった。ハミルトンは無事にマシンを降りてその場で走行を止めたが、マシンは左のリヤを激しく損傷しており、この後のセッションに不安を残すかたちとなっている。

 結局セッションは、チェッカー直前に1分25秒701をマークしたスーティルがトップで、2番手以下にマッサ、バトンらが続いている。

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