大詰めを迎えたメルセデスドライバーふたりによる2014年F1世界選手権のチャンピオン争い。王座を決する最終戦アブダビGPは、ルイス・ハミルトンの圧倒的優位で迎えることになる。

 ハミルトンの24ポイントリードで迎えた前戦ブラジルでは、逆転王座を目指すニコ・ロズベルグがフリー走行から全セッションでトップを奪うパーフェクトな内容で優勝。自らのミスでポールからの優勝を逃した前週オースティンのリベンジを果たし、ハミルトンとのポイント差を17にまで縮めた。

 しかし、ダブルポイント・システムが採用されるアブダビでも、ハミルトン優位という状況は動かない。すでにロズベルグは、自力でのタイトル獲得の権利を失っており、ハミルトンが2位以上に入れば、無条件で彼のもとに2008年以来2度目のチャンピオンという称号が降りる。

 逆転王座を狙うロズベルグにすれば、自身初のワールドチャンピオンを手にする条件は、上位フィニッシュ(5位以上)が絶対と言えるが、仮に優勝したとしてもハミルトンが3位以下に終わらなければならず、2位となればハミルトンが6位以下と条件はより一層厳しくなる。同様に3位ならハミルトンは7位以下、4位ならハミルトン9位以下、5位ならハミルトン10位以下となり、ロズベルグが6位以下なら今年のタイトル獲得はない。

 もちろん、両者ともにマシントラブルやアクシデントなどによるリタイア・ノーポイントという最悪の事態も考えられる。ハミルトンは開幕戦オーストラリアと第7戦カナダ、第12戦ベルギーで。ロズベルグは第9戦イギリスと第14戦シンガポールでそれぞれリタイアを喫している。

 はたして、ハミルトンが2度目の栄冠を手にするのか、はたまたロズベルグがダブルポイントの恩恵を活かし、父ケケ・ロズベルグとの親子2代のチャンピオンに輝くのか?
 1955年のファン・マヌエル・ファンジオ以来となるメルセデスドライバーのチャンピオンを決するアブダビGPは、11月23日(日)に決勝レースが行われる。

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