バーニー・エクレストンは、バーレーンGPの現地で安全面に対する懸念が高まっていることに苛立ちを見せ、メディアに対して暴言を吐いた。

 チームメンバーが抗議団体と警官隊の衝突に巻き込まれたフォース・インディアは、クルーの安全を最優先し、フリープラクティス2回目をキャンセルして、サーキットを後にした。
 ザウバーのメンバーも木曜夜、マナマに戻る途中で抗議団体がかかわる騒動を目撃したといわれている。

「私にはこのレースを中止にすることはできない」とエクレストンはバーレーンのパドックでメディアに対してコメントした。
「我々はここに来ている。ここに来る契約を結んでいるから来ているのだ。この国のスポーツ当局がレースを中止したいというなら、彼らがFIAに要求することができる」

 エクレストンは、フォース・インディアに関して次のように語っている。
「彼らは、もし望むなら安全対策をしようと言われた。彼らが何らかの理由で狙われているのかどうなのか、私は知らない。他のチームは問題なさそうだから、そうでないことを願っている」
「彼らはメッセージを受け取り、何かのターゲットになっているのかもしれない。しかしそれはこの国とは関係ない、何か他の問題だろう」

 ブラジルのジャーナリストは、木曜夜、サーキットとマナマを結ぶ道路で、警官隊が抗議団体に向かって催涙ガスを発射したのを目撃したと証言している。

 しかしエクレストンは、こういった問題をメディアが報道するのは、単に大騒ぎしたいからだと述べた。

「君たちはこういうことが大好きなんだ」と彼は報道陣に対して語った。
「今我々に本当に必要なのは地震か何かだ。そうすれば君たちはそれについて書けるだろう」
「君たちはネタを欲しがっている。そしてこれはいいネタだ。何もネタがないと、君たちはいつもでっちあげる。いつもそうだ」

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