バーレーン・インターナショナル・サーキットは今年のF1開幕戦で新たなコースレイアウトを採用している。しかし、実際に走行した一部のドライバーは新たなセクションに不満の声を挙げている。

 今回採用されているコースレイアウトは、従来の4コーナーから先が8つのコーナーから成る新セクションへと導かれており、その後もう一度従来のコースに戻ってくる形となっている。主催者は、これによってチャレンジングなコーナーおよび高低差ができることでドライバーに新たなチャレンジを与えられると説明していた。この新エリアは2006年に完成し、バーレーン24時間レースで初めて使用されて高い評価を得たという。

 しかし、グランプリ前にコースを視察したレッドブルのマーク・ウェバーなどは新しいセクションに懸念を示しており、実際に2回、3回とセッションを行うにつれ、他のドライバーからも非難の声が強まってきている。

「新しいセクションは本当におもしろくないんだ。少しモンテカルロの市街地コースを思い出してしまった」と、バーレーンでポールポジションを獲得した経験を持つルノーのロバート・クビカは水曜日にこのセクションを歩いた感想を述べている。
「バンプが多く、スピードもとても遅い。おまけにタイヤには非常に厳しいんだ。今朝も路面は汚れていて、そこでは本当に滑りやすかった。その後コースコンディションは向上したが、新しいセクションと元々の路面ではグリップレベルという点で大きな隔たりが感じられる」

 予選でポールを獲得したセバスチャン・ベッテルも、異なるグリップレベルが最も大きな問題になると語っている。
「新しいセクションのアスファルトは古いコースとは全く異なっている。実際にスピードは遅いし、でこぼこが沢山あるので問題は思ったほど楽なものでないよ。僕自身は古いコースの方が好きだね」

 ヘイキ・コバライネンや、GP2時代に古いサーキットを走った経験がある新人のルーカス・ディ・グラッシといったドライバーも以前のレイアウトの方が優れていることを認めている。

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