ネルソン・ピケが、今季の最後までルノーで走れる保証はないと、ハンガリーGPの週末に認めた。

 2008年にF1にデビューしたピケだが、2年目の今年も大きな進歩が見られず、今季ここまでのところ予選でチームメイトのフェルナンド・アロンソを破ったのは1度だけだ。アロンソは1回を除いてすべて最終予選に進出しているのに対し、ピケは3度Q1で敗退している。

 自分の状況を説明する中で、ピケは「何人かの間でエゴのぶつかり合い」があったと述べているが、これは、ピケの父でありマネージャーを務める元F1チャンピオン、ネルソン・ピケとルノーF1のマネージングディレクター、フラビオ・ブリアトーレの関係に緊張が高まってきていることを示しているものと見られている。ピケSrはブリアトーレに対し、息子への公平な扱いを求めてプレッシャーをかけている。ハンガリーでピケはアロンソと同じアップグレードパッケージを得てレースに臨む機会を得た。

「今季末までの状況が100パーセント安定しているとはいえない」と土曜に24歳になったばかりのピケは、ハンガリーGPの決勝を前に語ったと、ロイターが報じている。
「だからこそ、僕は自分の仕事をして、後のことは父に任せている。前回のレース(ドイツ)では少し混乱があったけれど、ここ(ハンガリー)に来られるチャンスは十分あると分かっていた」
「対立、契約の問題、エゴのぶつかり合いが何人かの人々の中で生じていたけれど、それも収まり、すべてうまくいっている。今のF1では契約が大きな意味を持たないというのが問題だ。今までもドライバーやチームが契約に違反した例を何度も見てきている」
「僕には、ドライブすること、ベストを尽くすこと、そして父に自分の仕事をしてもらって彼に何ができるのかを見ていくことしかできない。僕は常にベストを尽くさなければならない。(アロンソと)同じマシンをもらえたし、このマシンはとても速いので、チャンスは高まっている」
「これはモータースポーツにおけるストレスのほんの一部に過ぎない。僕はこういう状況に去年から直面してきたから、これが初めての経験というわけじゃない。僕らはモータースポーツのトップレベルにいるのであり、ドライバーはこの手のプレッシャーなどにうまく対処する術を知る必要があるんだ」

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