フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、2013年に向けてさまざまな可能性を考えていると述べ、フェリペ・マッサの後任候補のドライバーについて検討していることを認めた。
マッサとフェラーリの現在の契約は2012年末で切れるため、ディ・モンテゼモロは、マッサが残留するには来年いいパフォーマンスを発揮する必要があると以前から述べている。
彼は今のドライバーに不満はないと語ったものの、来年末でラインナップを変更する可能性があると認めた。フェラーリはすでにフェルナンド・アロンソとは2016年末までの契約を結んでいる。
「来シーズン末、我々にはたくさんの可能性が現れる。大きな選択をすることになるだろう。今の時点では、我々の中で唯一問題がないエリアはドライバー面だ」とディ・モンテゼモロは述べている。
彼は注目しているドライバーとしてロバート・クビカとニコ・ロズベルグの名前を挙げた。クビカは今年2月にラリーで重傷を負い、現在F1復帰を目指してリハビリ中だ。ロズベルグは、フェラーリ移籍のうわさも流れたが、11月にメルセデスGPとの2013年以降の複数年にわたる契約をすでに発表している。
「クビカの状況を見守っていく。彼には復帰してほしいと思っている」とディ・モンテゼモロ。
「今年はニコ・ロズベルグが非常によかったね。素晴らしいパフォーマンスだった」
「競争力のないマシンに乗りながら、いいパフォーマンスを見せているドライバーが何人かいる。だからこそ私はサードカーを走らせたいのだ」