2015年F1第13戦シンガポールGPの土曜フリー走行は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。

 予選前最後のフリー走行はフェラーリ2台が1-2を奪い、初日トップのレッドブル勢も好位置をキープ。さらに、前日のFP2で8番手につけたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが再び好タイムをマークし、この後迎える予選にさらなる弾みをつけた。

 まだ明るさの残るセッション序盤は、上位勢の中で早めに計測ラップを開始したダニール・クビアトがトップタイムを塗り替えながら周回。開始15分過ぎにはメルセデス勢もタイムアタックに向かったが、ルイス・ハミルトンは2番手、ニコ・ロズベルグも3番手と、この日もメルセデス2台にこれまでのような速さは見られない。

 その後、セッション折り返しを前に、フェラーリのベッテルがセクターベストを3つ並べてトップに浮上、チームメイトのキミ・ライコネンも2番手で続いた。しかしフェラーリの後にアタックをかけたレッドブル勢がリヤに不満を抱えたライコネンを上回り、2番手クビアト、3番手ダニエル・リカルドと再びオーダーは入れ変わる。
 一方、なかなかライバルを上回ることができないメルセデス勢はロズベルグが5番手、コースオフも喫したハミルトンは6番手で終盤を迎えることになった。

 残り10分を切り、各車ともスーパーソフトを履いた最後のアタックでは、はじめにレッドブルのリカルドがトップタイムを塗り替えてくるが、それに続いたライコネンとクビアトが揃ってタイムを更新、100分の3秒差でライコネンがトップに立った。しかし、彼らの後に続いたベッテルがここで唯一の1分45秒台となる1分45秒682をマークし、首位の座を奪い返すことに成功。FP3をトップで終えた。

 フェラーリ2台の差は0.450秒で、ベッテルから4番手リカルドまでがコンマ6秒差。5番手に終わったハミルトンはフェラーリから1秒以上離される結果となった。

 マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは、終盤のアタックで1分47秒237をマーク。トップとは1.5秒差だが、6番手につけたメルセデスのロズベルグに100分の1秒差というタイムで7番手を獲得。チームメイトのジェンソン・バトンは13番手だったが、こちらも10番手のマーカス・エリクソンにコンマ2秒弱と、2台揃っての予選Q3入りにも期待がかかる。

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