モンツァではMotoGPのトップライダー、バレンティーノ・ロッシがフェラーリに乗ってデビューするのではないか(下記関連ニュースを参照)というウワサも出ている。そんな中、イタリアのスポーツ紙Corriere dello Sportによると、マッサのケガからの回復はとてつもなくスピーディーでシーズン終了前にも実戦参加が可能なレベルにまで達し、モンツァはそのタイミングとして最も相応しいということだ。
同郷のルーベンス・バリチェロが先日見舞いに訪れた際に、マッサの精神状態は事故前とはまったく変わらず、とてもよい状態にあると語っている。
記事には、マッサは可能限り早い復帰を望んでいるが、必要となるメディカルチェックをすべてパスする必要と、現行マシンでのテストができないことを懸念材料として挙げている。メディカルチェックでは体力測定の専門ドクターおよび神経系に関する医師も同席し、実施されるならば9月初旬にパリで行われるのではないかと書かれている。
また、Grandprix.comによればマッサの身体での一番の問題は目周辺や前部の頭蓋骨部分ではなく、頭蓋骨のベースとなる部分のヒビで、完治する前に大きな力を受けた場合に将来的に問題となる可能性があるという。
そんな状況下で、マッサがシーズン終了前に復帰したいと言っていることについては、次のように言われている。今シーズン出遅れたフェラーリとマッサにとっては、2010年にはトップコンテンダーへ復活を目指したいところ。復帰のタイミング次第では2010年のスタートダッシュに影響があるかもしれない……準備期間をオフシーズンにとらないためにも早くに復帰を望んでいるようだ。
またモンツァでフェラーリはポジティブな発表を行うことを考えていることもこのウワサの根拠とされているが、そのモンツァでは、フェルナンド・アロンソがスポンサーのサンタンデールとともに2010年からフェラーリに加入することが発表されるのではないかというウワサも出ている。