メルセデスGPのチームプリンシパル、ロス・ブラウンが、2011年にメルセデスがエンジン供給先を拡大することに難色を示す発言を行った。
フランスのメディアによると、メルセデス上層部は来季には4チームにエンジンを供給する可能性についてすでに協議を行ったという。現在メルセデスは、自身のチーム、マクラーレン、フォース・インディアの3チームにエンジンを供給している。
レッドブルがメルセデスエンジンにスイッチするとのウワサもささやかれていたが、ブラウンは4チーム目への供給についてはよく検討するべきだと語った。
「エンジン供給において、我々は今限界である」とブラウンはアウトスプリント誌に対してコメントしている。
「カスタマーリストにあと1チーム加えることを決定する前に、じっくりと時間をかけて検討を行うべきだ」
メルセデスエンジンはF1でベストであるとの評価もあるが、ブラウンは一概にはそうは言えないと述べている。
「我々が(馬力において)どのあたりに位置しているのか、正確なところは分からない。しかし重要な要素は他にもいくつかある。冷却、燃費、ドライバーのインプットに対するレスポンスなどいろいろとある」
「ルノーのエンジンデパートメントのボスは、最近(ルノーV8は)パワーにおいては劣っているかもしれないが、他のエリアではベストだと述べている」