フラビオ・ブリアトーレは、2014年にフェルナンド・アロンソがレッドブルに移籍するようなことはないと語った。
先週末のハンガリーで、レッドブルが来季のドライバーとしてアロンソ獲得を検討しているのではないかと噂になり、フェラーリと長期契約(2016年末まで)を結ぶアロンソの将来に突如、疑問がわき起こった。
実際、ハンガロリンクでは彼のマネージャーとレッドブル代表のクリスチャン・ホーナーが会談しており、レース後にはフェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモロがアロンソを非難するコメントを発表。また最近では、フェラーリがキミ・ライコネンに2014年のシートをオファーしたとの報道もなされている。
こうしたなか、アロンソのマネージャーを務めるブリアトーレは、彼がフェラーリでチャンピオンシップを勝ち取ることに集中していると述べ、レッドブル移籍の噂を否定した。
「フェルナンドは契約を有しており、それは尊重しなければならない」
ブリアトーレは、アロンソがレッドブルのシートを得る誘惑にかられなかったのかと問われると、「いや、そんな誘惑は全くない」と答え、たとえモンテゼモロがアロンソを非難したとしても、彼が他のマシンを望むようなことはないと述べた。
「レーシングドライバーが競争力のあるマシンを望むのは普通のことだ。チームは、それを提供するために懸命に取り組まなければならない。これ以上話すことはない」
「アロンソが(フェラーリを)離れたいと言ったことは一度もないんだ」
またブリアトーレは、チームがフェリペ・マッサの交代を真剣に検討しているとしても、アロンソはより手強いチームメイトを受け入れる用意があると示唆した。
「フェルナンドは、レースにおいて誰とも問題を起こしたことはない。彼はセナに似ている。アイルトンは、“僕の隣は誰でもいい”と言うだろう。強さが似ているんだ」
アロンソは、マクラーレン時代の2007年にチームメイトのルイス・ハミルトンとうまくやることができず、その年限りでチームを去ったが、ブリアトーレはマクラーレンに問題の原因があったと考えている。
「あれは、すべてマクラーレンが混乱を生じさせたからだ。トップチームは2人の強力なドライバーに対処できなければならない」