元ルノーのマネージングディレクターで“シンガポールゲート”により、F1をはじめとするFIA管轄のモータースポーツ競技から永久追放処分を受けていたフラビオ・ブリアトーレが処分の取り消しを求めて訴訟を起こしたことについて、フランスの大審裁判所は1月5日、この処分を覆す判決を下した。
ブリアトーレは2008年のシンガポールGPにおいてネルソン・ピケJr.に故意にクラッシュをさせることで当時のチームメイトのフェルナンド・アロンソを勝たせたとして、世界モータースポーツ評議会にて無期限の追放処分を受けた。
これに対して、ブリアトーレは処分の取り消しを求め訴訟を起こし、10月下旬に手続きを開始、公聴会が11月24日に行われていた。
公聴会後、ブリアトーレは「フランスの裁判所がこの件を公正かつ公平に解決してくれるはずだと確信している」とコメント、処分撤回に自信を見せていた。