31日、スペインのヘレス・サーキットで行われたF1合同テスト4日目は、ウイリアムズのフェリペ・マッサが総合トップタイムをマークした。

 4日間にわたってルノーのパワーユニットにトラブルが相次ぎ、王者レッドブルがまともに走れない異常な事態となった2014年の初テスト。最終日の31日もトラブルの連鎖に頭を抱えるチャンピオンを尻目に、ライバルチームがこれまで以上の周回数でアドバンテージを築く展開となった。

 トップタイムを奪ったのはウイリアムズのマッサ。システムと信頼性のチェック、さらに新しいパーツを投入するなどトラブルフリーの一日を過ごしたマッサは、トータル86周を走って1分28秒229というベストタイムをマークした。

 2番手に入ったフェラーリのフェルナンド・アロンソはこの日最多の115周をカバーし、チームも4日間トータルで1116kmまでマイレージを伸ばした。フォース・インディアのリザーブドライバー、ダニエル・ジュンカデラが3番手。前日、印象的な走りを見せたマクラーレンのケビン・マグヌッセンは110周で4番手タイムをマークしたが、最後は10コーナーのバリアにクラッシュしてマシンを降りている。

 メルセデスは5番手につけたルイス・ハミルトンと、午前中にレースシミュレーションを行ったニコ・ロズベルグのふたりで132周を消化。ハミルトンは、午後のセッションでウイリアムズのマッサやフェラーリのアロンソらとロングランに取り組んだが、3度の赤旗でプログラムの中断を余儀なくされている。

 6番手はマルシャのジュール・ビアンキ、7番手にザウバーのエイドリアン・スーティルが続き、ロズベルグが8番手。

 ケータハムでの初テストに臨んだ小林可夢偉は、午後のセッションでルノーのパワーユニットにトラブルが発生し、チェッカーを待たずにテストを終了。それでも、午前中の45周を含むこの日の54周という周回数は、可夢偉とチームにひとまず安心を与えたことだろう。

 レッドブルのダニエル・リカルドはこの日もトラブルで7周ストップ。冷却に問題を抱えているRB10には、緊急措置的なダクトが設けられていたが、根本的な解決とはならず。先にミルトンキーンズに戻ったチーム首脳にさらなる追い打ちをかけることになった。

 ヘレステストはこれで終了。次回のテストは、2月19日から22日までバーレーンを舞台に行われることになっている。

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