大手クレジットカード会社マスターカードがF1のスポンサー活動を行うことを検討し、いくつかのチームと交渉を行っているとのうわさが浮上している。
F1ジャーナリストのジョー・サワード氏によると、同社はスポンサーシップ契約に関して数チームと話をしており、候補の筆頭はルノーだということだ。
マスターカードは1997年にローラと組んでわずか1戦、F1に関与した。フォード・ゼテックRエンジン搭載のマスターカード・ローラはデビュー戦で107パーセントルールに引っかかり予選で敗退、この1戦限りでF1から撤退した。
マスターカード社は現在、UEFAチャンピオンズリーグ、メジャーリーグをはじめとするさまざまなスポーツにおいてスポンサー活動を行っている。同社は近年、アジアを中心とした史上拡大に力を入れており、アジェイ・バンガ氏が新たに社長兼最高経営責任者に任命されるなど、経営陣の刷新に伴い、この方向性がさらに押し進められるものとみられている。バンガ氏はインド出身、2011年にはインドGPが開催される見込みとなっている。