『マセラティ グラントゥーリズモMCストラダーレ』
上海サーキットでアジア・パシフィック初走行を披露
2011年6月23日上海発 — 4月の上海モーターショーでアジアプレミアとして披露した、マセラティ史上最もスポーティな新型クーペ『グラントゥーリズモMCストラダーレ』が上海インターナショナルサーキットで6月24日(金)、初走行を公開します。これに併せて、アジア・パシフィック各国ディーラーへのデリバリーも順次スタートいたします。
『グラントゥーリズモMCストラダーレ』は、マセラティのラインアップの中で、最速かつ最も軽量でパワフルなモデルです。ワンメイクレース「トロフェオ・グラントゥーリズモMC」と、レースで勝利をおさめている「GT4 モータースポーツプログラム」の特徴を取り込み、最高速度301km/hを達成。卓越したスポーツ性能とともに、軽量で鋭くシャープなハンドリングを実現しています。
その俊敏なハンドリングとエアロダイナミクス性能は、マセラティが現在ヨーロッパで参戦する3つのレースプログラムで培った最先端技術を結集。ロード走行とサーキット走行をバランスよく調和させた「グラントゥーリズモ」を、さらに大きく進化させています。
『グラントゥーリズモMCストラダーレ』の4.7リッターV8エンジンは、「グラントゥーリズモS」を10hp(7kW)上回る最高出力450hp(331kW)、さらに最大トルクも20Nm上回る510Nmを生み出します。その結果、0-100km/h加速4.6秒、最高速度301km/hという究極のパフォーマンスを獲得しています。
よりシンプルなレイアウトに変更されたダッシュボード上のドライビングモードセレクトでは、アップグレードした「オートモード」や「スポーツモード」と共に、マセラティ市販モデルでは初の「レースモード」を設定。また、ベースモデルの4シーターから、サーキット専用マシン「MC12」以来の2シーターモデルとなっています。さらに『グラントゥーリズモMC ストラダーレ』は、ブレンボ社が新たに開発したカーボン・セラミックブレーキ、特注設計のピレリ製タイヤ、独創的なサスペンションレイアウト、そして剛性感があり軽量のカーボンファイバー製シートなどを導入しています。
その独特なボディー形状は、『グラントゥーリズモMCストラダーレ』が「トロフェオ・グラントゥーリズモMC」や「GT4ヨーロピアンカップ」のコンフィグレーションを満たしたレースマシン「グラントゥーリズモMC」の直系モデルであり、サーキット走行をベースに設計されたことを物語っています。新設計のフロントスプリッター、バンパー、ボンネット、フロントガードパネル、シル、エグゾーストに加え、新型のリアバンパーも装備。ロールケージや4点式のレーシングハーネスも、『グラントゥーリズモMCストラダーレ』のレーシングスピリットを体感することができるオプションとして用意されています。
ドライバビリティは、「グラントゥーリズモS」のロングホイールベースから生まれる安定性や快適な走行性能をそのまま継承。『グラントゥーリズモMCストラダーレ』は、公道走行可能なレーシングカーの妥協を排したパフォーマンスと、すぐれた実用性を持つスーパースポーツカーならではの革新的なハンドリング性能を兼ね備えた類まれな存在です。
