メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフが、プレシーズンテストを通してエンジンを1基しか使用しなかったと明かした。

 メルセデスは12日間のテストの中で全チーム中最長の3801マイルを走破、バルセロナではニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンがソフトタイヤで総合トップタイムと2番手タイムをそれぞれマークした。3位はウイリアムズのバルテリ・ボッタスだが、彼がスーパーソフトで出したタイムはロズベルグのタイムからコンマ3秒近く遅いものだった。

 全テストが終了した1日、Sky Sportsのインタビューに答え、ウォルフは次のように発言したという。
「エンジンは1基しか使っていない。ただ、本当の意味でひとつのエンジンとは言えない。エンジンをリフレッシュしてさまざまなコンポーネントを試していたからね」

 メルセデスはエンジンをフルパワーで走らせていたとウォルフは述べている。
「いつ壊れるか知るためには100パーセントで走らせる必要がある」とウォルフ。
「プログラムのひとつとして、どこに問題が起こる可能性があるのかを理解するためエンジンを目いっぱいの状態で走らせる」

「もちろん問題は見つかった。(最大限の状態で走らせることで)重大な問題を発見できるし、マージンがある場所、マージンが小さい場所も見つかる。学ぶことがたくさんあるんだ」

「準備はうまくいった。ある程度の距離を走りこむことができ、たくさんの問題を解決することができた。すべて信頼性に関する問題だ。マシンに対する作業を思っていたとおりにうまく進めることができた」

 2015年F1ではシーズンを通して1台につきパワーユニットは4基しか使用できないという厳しい制限が設けられている。

 他チームのドライバーたちは、今年もメルセデスは圧倒的優位に立っているとの考えを示しており、メルセデスF1 W06ハイブリッドがテストで見せた速さに驚きの声を上げていた。

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