先週、イタリアのラリー・デラ・ランテルナに出場したシトロエン・ジュニアのキミ・ライコネンは、最終ステージでセバスチャン・オジエに逆転負けし、2位でラリーを終えた。
 来たるべきシーズン後半のターマックイベントに合わせて、調整のためラリーに臨んだふたり。他のWRカーエントラントを大きく退けて1-2フィニッシュを達成した。

 ラリーはイタリア・ジェノバを起点とした9SS、総走行距離380.85km(うちSS区間123.93km)で行なわれるフルターマックラリー。金曜の夜にスーパースペシャルステージを1本走行し、土曜日に8ステージをこなす構成だ。
 本格的にラリーがスタートする土曜日、前日の感触からオジエはハードタイヤを選択し、ファーストループに臨む。一方のライコネンは安全策をとってソフトタイヤをチョイス。これが中盤までふたりの明暗を分ける格好となった。
 オジエはSS2で早くもタイヤのオーバーヒート症状を起こしてしまい、グリップ不足に苦しみドロップ。3SSのファーストループを終えた段階で、ライコネンが約30秒のリードを築きトップに立った。

 セカンドループでは両者ともソフトタイヤを装着。逃げるライコネンに、追うオジエ。SS6までを終えてふたりの差は17.1秒にまで縮まった。その後もオジエはトップタイムを連発してライコネンを追いつめる。SS7では14.3秒、SS8では一気に2.4秒差まで詰め寄った。勝負は最終SSを残すのみ。プレッシャーのかかる場面でオジエはライコネンを8.1秒突き放すベストタイムをマーク、5.7秒差での逆転勝利を獲得した。

「WRCでなくたって、ラリーに勝つことは気分がいいね。それに今回のラリーは色々なセッティングを試すいいテストにもなったと思う。次戦ブルガリアに向けての準備はバッチリだね。誰にとっても初めてのラリーだから、僕にもチャンスはあるはずだ」とオジエ。

 チームメイトに逆転負けを喫したライコネン。しかしその表情は明るい。
「運転していて楽しくなるくらいマシンの状態もいいし、後半戦に臨むにあたってとてもいい経験になったと思う」

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