ルノー社は取締役会会合を行った結果、ルノーF1チームを売却するという結論を下したと報じられている。しかし同社はチームの株式25パーセントを所有し、来季チームはルノーの名称で参戦すると言われている。

 10日、パリでルノー社の取締役会会合が行われ、チームを売却するものの2010年にはルノーF1の名称で参戦を続けるという決定がなされたと見られている。売却先は不明で、正式な発表は来週行われる見込みとなっている。

 バーニー・エクレストンは今週、ルノーチームの売却先候補は4つあると発言したが、中でも可能性が高いのは、プロドライブのチェアマン、デイビッド・リチャーズと、ルクセンブルグのビジネスマンで、グラビティー・スポーツ・マネージメント、マングローブ・キャピタル・パートナーズ、ジニー・キャピタルから成るコンソーシアムを率いるジェラルド・ロペスだと見られる。
 ルノーF1チームのマネジメント陣はリチャーズの買収を望んでいるが、ルノー社CEOのカルロス・ゴーンはロペスのオファーに関心を持っていると言われていた。

 ルノーF1チームはすでにロバート・クビカと契約しており、クビカがチームにとどまるのかどうかは不明だ。しかし契約にはチームが売却された場合には移籍できるという条項が含まれているものと見られる。メルセデス・グランプリは、その場合クビカを獲得しようと考えていると言われている。

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