BBCのF1解説者を務めるデイビッド・クルサードは、ミハエル・シューマッハーのカナダGPでのレースを見た後で、シューマッハーには“何かが欠けている”とし、今のところ1歩前進しては2歩後退しているような感じだと述べた。

 カナダGPでシューマッハーは予選13番手で初めてQ3進出を逃した。レースではロバート・クビカと接触してタイヤがパンク、大きく順位を落とした後、フェリペ・マッサをコース外に押し出し、マッサのマシンにダメージを負わせた。また、トロロッソのセバスチャン・ブエミ、フォース・インディアのビタントニオ・リウッツィとエイドリアン・スーティルに抜かれており、最終的にはポイント圏外の11位でフィニッシュした。クルサードは、シューマッハーは問題のあるレースをしたと述べ、今のシューマッハーには何かが欠けていると評した。

「私はミハエルをたたいているわけではない」とクルサードはデイリー・テレグラフにおける自身のコラムに記している。
「過去に意見の食い違いがあったことはあるが、彼のことは非常に尊敬しているし、彼の復帰について判断を下すのはシーズン半ばまで待つべきだと、これまでずっと言ってきた。だが、ここまで8レースが終了し、残りは11レースだ。その転換点にかなり近づいてきている」
「何がいけないのか? それは分からないが、明らかに欠けているものがある。現状では、1歩前進し、2歩後退しているような感じだ。反応力がなくなってしまったとは思わないし、体力的にも問題はない。彼のために言っておくべきだろうが、昔の技を垣間見せたことはある。モナコの(フェルナンド・)アロンソへのアクションには過去のシューミの痕跡が見てとれた」

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