2014年F1第16戦ロシアGPのフリー走行2回目は、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ケータハムの小林可夢偉は21番手だった。

 午後2時(現地時間)から行われた金曜2回目のフリー走行は午前のFP1に引き続きドライコンディション。気温は21度、路面温度は31度を記録した。ケータハムはこのFP2から小林可夢偉がシートに復帰。ザウバーもエステバン・グティエレスがセルゲイ・シロトキンからマシンを引き継いでいる。

 セッションは序盤の30分で早くもメルセデスのニコ・ロズベルグとハミルトンが僅差で1-2につけ、FP1で好スタートを切ったマクラーレンのジェンソン・バトンもフェラーリのフェルナンド・アロンソを抑えて3番手につける。

 メルセデスはソフトタイヤを投入した続くセカンドランでも相変わらずの速さを見せるが、好調マクラーレンもケビン・マグヌッセンがシルバーアローの間に割って入ると、ジェンソン・バトンも一時トップタイムを塗り替えるなど、マクラーレンの2台がメルセデスとともにセッションをリードする展開となった。

 90分が折り返しを過ぎると、各チームはいつものようにロングランのプログラムに移行し、タイムシートはしばらく小康状態となるが、バトンとマグヌッセンの2台はここでもまずまずのペースを披露。バトンは最終的に6番手となったが、2台のマクラーレンは初日をいいかたちでスタートすることになった。
 FP2のトップはただひとり1分39秒台に入れたハミルトンでマグヌッセンが2番手。フェラーリのアロンソが3番手につけ、メルセデスのロズベルグ、ウイリアムズのバルテッリ・ボッタスと続いている。

 一方、コンンストラクターズ2位につけるレッドブルはダニエル・リカルドが残り8分というタイミングでコース上にストップ、赤旗中断の原因を作ると、チームメイトのセバスチャン・ベッテルも9番手とやや不安なスタート。なお、このロシアでメルセデスが25ポイントを獲得すると、コンストラクターズのタイトルは決定してしまう。
 
 ケータハムの小林可夢偉は27周を走行、1分44秒952というタイムで21番手となっている。

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