ザウバーは22日、来シーズンより日本の自動車用安全システムメーカーであるタカタ株式会社からシートベルトの独占供給を受けると発表した。

 世界17カ国、46の工場でシートベルトやエアバッグ、ステアリング・ホイール、チャイルドシートなどを製造・販売するタカタは、2011年に小林可夢偉が乗り込むザウバーC30・フェラーリに高品質のシートベルトを独占的に供給することになった。

 可夢偉はすでにトヨタF1時代にタカタのシートベルトを体験しており、ポジティブな印象を得ている。タカタは過去にホンダ、トヨタ、スーパーアグリもサポートしており、国内のスーパーGTなどでもフルハーネス(8点式シートベルト)の供給実績をもつ。また、今季アメリカに渡り、KVレーシング・テクノロジーからインディカー・シリーズに参戦した佐藤琢磨にも同様のシステムを供給してきた。

「タカタは高度に成熟したモータースポーツ部門を有する革新的な企業だ。F1プロジェクトにおける特別なシートベルト・システムの開発および生産は、彼らの研究において絶対的かつ最優先の事項である。ただし、快適性も重要な要素であり、さらに重量とデザインはその役割において軽視できるものではない」と、チームのテクニカルディレクターを務めるジュームズ・キーは語っている。

 一方、タカタの高田重久代表取締役社長は、今回のサポートに際して次のようにコメントした。
「高名なザウバーF1チームにタカタのフル・レーシング・ハーネスを供給し、F1という世界最高峰のモータースポーツ・カテゴリーで彼らのチャレンジを支援できることをうれしく思っています」

「私たちは、ドライバーの使いやすさを最適化するためにも我々が持つ優れた技術を投入し、ザウバーF1チームにより多くの安全と重量効率、そして快適さを提供していきます」

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