ちょっと毒舌なF1ジャーナリストがお届けするF1の裏話:ベルギーGP編。昨年は本誌で連載していたこちらのコラム。今年は【携帯サイト限定】版としてお届けしていきます!
F1マシンの操縦はカンタン!?
週末最大の話題は、トロロッソの来季のラインナップにマックス・フェルスタッペンが指名されたこと。ヨス・フェルスタッペンを父に持つ2世ドライバーということ以上に、実際に来季ダニール・クビヤトのチームメイトとして出場すれば、F1ドライバーの最年少記録を更新する、という衝撃の方がはるかに大きい。
現在16才だというから、まだ高校も出ていない年齢。そんな小僧にチームを追われるのだから、ジャン-エリック・ベルニュも堪ったものではあるまい。その点は、来季レギュラーの最有力候補と目されていたカルロス・サインツJr.も同じだろう。
私は何も頭ごなしにマックスを否定しているわけではないし、それどころか彼の才能を人並み以上に高く評価しているつもりだが、いくらなんでも高校生をF1ドライバーに起用しちゃマズいだろう、と声を大にして言いたいくらいだ。
せめて高校を卒業してからでも遅くはないし、その方が絶対に本人のタメ。しかも、17才の正ドライバーを認めることは、断じてF1のタメにならないと私は思う。
ジョン・フランケンハイマーが監督した名作、《グラン・プリ》に、「このクルマを操れるのは世界でたった22人だけ」という有名なフレーズが出てくる。どれほど才能に恵まれているにせよ、そういうクルマが 17才の少年に扱えるはずがないし、そんなことがあってはならない、と私は今でも確信している。もしF1マシンが、17才の少年にも軽々と操縦できるくらい簡単なものなら、きっとF1がどこかで間違っているのだ。
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