9月11日(土)に行われたインディジャパン壮行会で語られた内容から、琢磨本人による今シーズンの振り返りを抜粋しまとめた。

<後編>
Q:そしてインディ500。世界三大レースと言われるインディ500と、モナコGPの両方に出場したわけですがいかがですか?
琢磨:「どちらもPrestagious(特別)感としては甲乙つけがたいですね。というより比べられないすごさがどちらにもあります。インディ500は35万人もの観客が一度に詰めかけるわけですから、ものすごい熱気でした。そしてチームもドライバーもインディ500に向けて計画を立てている面がありますので、その組み立てと盛り上がり感はすごいです」

Q:シカゴでは10位とかなり順位をあげてきました
琢磨:「オーバルって本当に奥が深くて、おもしろくて、僕は知らなかったです。でもやっぱりオーバルの楽しさってそれほど知られてない。だから何としてでも伝えたいと思います」

Q:そしてケンタッキーです
琢磨:「それまでの僕のクルマはものすごい抵抗が強くて、ハンドルをまわした自分の手が目の前にきて、前が見えなくなるほどでした。オーバルはクルマに任せて走るようなセッティングが一番速い。でも僕の場合はドライビングをして、そこから情報を得て自分で学べるように、という狙いもあってハンドルを切るセッティングでした」

 「それがケンタッキーでは抵抗の少ないクルマになったんです。ついにいいクルマを手に入れたと思って、3コーナーへ進入しようとしたらフッとリアが抜けちゃった。
 すごく慎重に前のクルマとの間隔をあけたのですが、逆にタービュランスの影響でエアポケットができてしまったようです。半分くらいスロットルを踏んでただけでリアが流れちゃいました。改めてオーバルの難しさを実感しました」

Q:そんな中でミド・オハイオで予選3位と、徐々に調子は上がっているように思います
琢磨:「ミド・オハイオでようやくテストを行えましたから。テストによって週末のイメージができあがるので、それで予選はいい走りができました」

Q:初めて迎えるインディ・ジャパンですね
琢磨:「そうですね。気持ちがすごく高まっていくんですが、そこは自分をコントロールしていきたいです。というのも、ここまで満足のいくレースがないこともあって、ものすごく頑張らなきゃって気持ちが強くなってしまう。でもそれだと負担にもなってしまうので、初めてのインディ・ジャパンだから、不謹慎かもしれませんが、僕自身が楽しんで走るくらいの気持ちでいきたいです。結果が後からついてくれば言うことないです」

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