2015年F1第13戦シンガポールGPは19日(現地時間)、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで公式予選が行われ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが跳ね馬ドライバーとして初となる通算46回目のポールポジションを獲得した。

 今季フェラーリに加入し、移籍2戦目のマレーシアで跳ね馬に2年ぶりの勝利をもたらしたベッテルが、憧れのフェラーリドライバーとして初のポールをつかみ、チームに2012年ドイツGP以来、61戦ぶりのポールポジションをプレゼントした。

 初日のフリー走行からレッドブル勢とともに速さをみせてきたフェラーリは、2台が予選最初のQ1をソフトタイヤで乗り切ると、続くQ2もベッテルが一回だけのアタックでトップタイムをマーク。ベッテルは迎えた最後のQ3でも、ファーストアタックからリードを奪うと、セッション終盤のラストアタックでは駄目押しとなるタイム更新を果たし、自身にとっても2013年ブラジルGP以来となる2年ぶりのポールポジションを決めた。

 一方、今季すべてのレースでポールを奪ってきた王者メルセデスは、フェラーリとレッドブルの速さにまったく太刀打ちできず、連続ポール記録更新がかかっていた選手権リーダーのルイス・ハミルトンもベッテルから約1.4秒という大差で5番手に沈んだ。

 フェラーリはキミ・ライコネンも前戦イタリアに続く予選トップ3入りを果たしたが、跳ね馬のフロントロウ独占は昨年ベッテルのチームメイトを務めたダニエル・リカルドが阻止。レッドブルはもう一台のダニール・クビアトも4番手に入り、フェラーリとグリッド2列目までを分け合うかたちとなった。

 5番手ハミルトンに続いたのはニコ・ロズベルグ。予選前に大幅にセッティングを変えたロズベルグだったが、ハミルトンとともに終始ポール争いには絡めず。メルセデスは、前回のイタリアで今季初めて予選トップ3入りを逃したが、今回の5番手と6番手は今季ワーストの結果。明日の決勝に向けても厳しいポジションとなった。
 また、フリー走行から苦戦を強いられていたウイリアムズもバルテリ・ボッタスが7番手、フェリペ・マッサ9番手とトップ10入りがやっとという結果。その一方で、トロロッソの17歳、マックス・フェルスタッペンと資金難にあえぐロータスを駆るロマン・グロージャンがトップ10に入っている。

 フェルナンド・アロンソが初日8番手につけ、直前のフリー走行でも7番手タイムをマークするなど今季初の予選Q3入りに期待がかかったマクラーレン・ホンダは、Q2最後のアタック中にトロロッソのカルロス・サインツJr.がクラッシュ。その結果、黄旗によるスローダウンを余儀なくされ、アロンソは12番手、ジェンソン・バトンも15番手に終わった。

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