韓国のニュースサイト『NAVER』は、11日に韓国霊岩サーキットで行われたチャーリー・ホワイティングによるFIAの査察の模様を報じ、査察の結果、いくつかの修正項目はあるものの、「ホワイティングの反応は大きな不満はなかったと感じている」とサーキット関係者が語ったと報じている。

　NAVERによれば、ホワイティングは日本グランプリを終え、飛行機で仁川空港を経由。11日にサーキット入りし、韓国グランプリに向けてサーキットサーフェスの舗装、安全設備など、レースの開催の可否が可能かというところに焦点を絞って査察を行ったという。

　ホワイティングは2時間ほどの査察の中で、サーキット路面の平坦性、安全設備、コントロールタワーなどを視察し、いくつか再構築すべき箇所を指摘したものの、これらはグランプリ開催までに修正可能な範囲だという。レースを主催するKAVOの関係者は「今日のチャーリーの反応には大きな不満は感じられなかった。すべての検査において評価してもらえていると思う」と好印象を得たようだ。

　検査は12日にも行われると言われており、最終的に検査をパスすると、霊岩サーキットに対する正式な書面が出され、韓国GP開催に向けゴーサインが出されるという。

　一方、NAVERが伝えるところによると、KAVOではこの後、サーキットの走行に関する部分を仕上げた後、それ以外の部分を10月17日までに完成させるとのことで、霊岩サーキットがある全南道も大会開催実現のための支援を行うという。

　なお、スペインのAS紙はスペイン自動車連盟のカルロス・ガルシア代表のコメントとして「今回の査察は形式的なもので、韓国GP開催に向けてすでにゴーサインは出されている」というコメントを紹介している。