レッドブル・レーシングのマーク・ウエーバーは、RB6のフロントウイングに対して疑問を投げかけるライバルたちは、自分たちの仕事がうまくいかないためにレッドブルを攻撃するのだと述べ、レッドブルは一切規則違反は犯していないと主張した。
現在最も速いレッドブルとフェラーリのマシンは違法なフレキシブルウイングを使用している疑いがあると、メルセデスGPとマクラーレンが主張している。彼らのウイングはドイツとハンガリーで検査に合格しているが、FIAは次戦ベルギーでは検査を厳格化するようだ。
ウエーバーは疑問の声を上げるライバルたちに対して反論を行っている。
「うちのスタッフは、レギュレーションの精神に則ってマシンのデザインに必死に取り組んできた」とウエーバーがコメントしたとAP通信社が伝えている。
「僕らはFIAの検査に毎回パスしている。人は、ストップウォッチで見えるものが気に入らないと、自分たちのポジションを正当化せざるをえない。プレッシャーがかかり、いいパフォーマンスを見せなければならない状況に追い込まれると、おかしくなってきて、こんなことをするんだ」
「チームによって、やっていることは違う。マクラーレンはいいシーズンを過ごしてきた。少しだけポイントで後れをとっているけれど、それほど大きな後れではない。彼らはFダクトを導入した。あれはセンセーショナルなアイデアだった。僕らも必死にそれをトライしようとしたけれど、リソース上の問題で簡単ではない。それがF1だ」
「それでも僕らは自分たちのマシンにとても満足しているし、何の心配もなくぐっすり眠れる。巧みに独創的に作られたもの、そしていい仕事をした人々に対して罰を与えるべきではない」