17日、2010年に参戦する10チームと各国のメディアを前に、ポール・リカールでGP3マシンの発表が行われ、マーク・ウエーバーがマシンをドライブした。
各チームにとって、この日は、GP3マシンおよびルノーF1チームが開発したターボエンジンを詳細に見て、ダラーラ、ヒューランド、ピレリといったテクニカルパートナーたちの話を聞けるいい機会となった。
ウエーバーは現在所属するレッドブル・レーシングのボスであるクリスチャン・ホーナーと共に、“MWアーデン”という名称のチームを運営し、来季スタートするGP3シリーズに参戦することをすでに明らかにしている。
この日の発表会で、ウエーバーはGP3マシンを走らせ、初めてドライブした感想を述べた。
「新しいGP3マシンには嬉しい驚きを感じた」とウエーバー。
「このマシンを走らせるのは初めての経験だったが、正直言って、小さなF1マシンをドライブしているようだ。僕にとってはすでに慣れ親しんだ要素が多かったけれど、明らかに(F1より)小型で、このマシンにはフルパドルシフト・ギヤボックス&クラッチシステムが装備されている」
「この選手権にとって最も有利な点は、F1レースの週末にレースをしなければならないということだ。これによってドライバーは自分の力を披露することができ、レースウイークエンドの間にチームボス全員に注目される。素晴らしいマシンであり、パッケージ全体に非常にいい印象を受けた。来季の最初のレースが楽しみだ」
さらに、GP3への参入についてウエーバーは次のように説明した。
「クリスチャン・ホーナーがこのシリーズへの参戦に関心を持ち、僕にアプローチしてきたんだ。僕はもうF1キャリアを始めたばかりというわけではないので、論理的なステップだった」
GP3シリーズはGP2へのステップアップカテゴリーとして2010年にスタートする。レースはF1のヨーロッパラウンドと共に開催され(モナコとイスタンブールを除く)、最終戦はGP2の併催として行われる。
