フラビオ・ブリアトーレは、09年のタイトル争いにおいて自分のチーム、ルノーF1に勝ち目がないことを認めざるを得ないとしている。ブラウンGPの強さは、例の世間を騒がしたディフューザーだけにあるわけではないと主張している。

 開幕戦のオーストラリアで先頭から1.5秒あまり離されたときブリアトーレは、議論を呼んだ“ダブルデッカー・ディフューザー”が違反という裁定が下れば、ルノーF1は争いに加われると望みをもっていた。しかし、実際には合法とされ、その時すでに「ゲームオーバー」となっていたとブリアトーレ。

「オーストラリアに到着して思ったのは、我々とブラウンGPの間には大きな差があるということ。他の連中もそう思っているだろう。レースごとにマシンの改善をしていくつもりだが、チャンピオンシップは終わったようなものだ。ブラウンは簡単には倒せない。レッドブルには2位となる可能性はありそうだが、他のチームは3、4番手を獲るために争うっているような気がする。これが正直な感想だ」とブリアトーレ。

 ルノーは、“ディフューザーなし組”では一番目となる中国GPで2段ディフューザーを投入したが、期待したほどの成果を挙げられず、成績もうなぎ登りというわけには行かなかった。
「ディフューザーだけではないと思う。重要なのはクルマのコンセプトだ。今や全チームが“ディフューザー”を持っているが、ブラウンには今も0.1〜0.2秒のマージンがあると思う。我々はギブアップはしない。チームは開発を続けていき、6〜7月で思いっきりプッシュをしてどのような展開になるかに注目したい。だが、みんなが同じように開発を進めていくわけだから、差を詰めて前に出るのは本当に難しいことだ」

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