ニック・ハイドフェルドのマネージャーは、訴訟で彼らの主張が認められ、ハイドフェルドはシンガポールGPに出場することができると自信を見せた。
ルノーF1チームはベルギーGPを前にした水曜、今週末にハイドフェルドの代わりにリザーブドライバーのブルーノ・セナを走らせることを発表した。
一方木曜夜、ハイドフェルド側は、シーズン途中の解雇は契約違反であるとして訴訟を起こしたことを明らかにした。シンガポールGP前の9月19日にロンドン高等法院において審問が行われるものとみられている。
「チームが今後の週末においてニックの代わりに別のドライバーを走らせることを決めたことに私は失望している」とハイドフェルドのマネージャー、アンドレ・テルツェイトはコメントしている。
「しかし今後の訴訟において、ニックにとって公平な解決法を実行することができると確信している」
「ニックがシンガポールでコクピットに戻れることを期待している」
ルノーはスパとモンツァの2戦で一時的にセナを走らせることが許されたということだ。ハイドフェルドの代理人、ステファン・セイツは次のように語っている。
「法廷の仮決定によって、ニックがチームのふたりのメインドライバーのうちのひとりであるという有効な契約を有している事実が侵害されることはない」
「おそらく純粋に財政的な理由でチームはこのポジションについて異議を唱えている。ニックの法的な立場が完全に取り戻されるまで我々は休むことなく戦う」
ハイドフェルドは「チームが僕を他の人間と交代させようという意向を示したことに驚き、このような形に事態が進行したことを残念に思う」とコメントしている。
「僕はチームと自分のためにベストの結果を出すためにマシンに乗ることを望んでいただけだ。僕は今も明確な契約を有しているし、走りたい」