メルセデスGPのニコ・ロズベルグは、今のマシンのパフォーマンスは悲惨だと語り、勝つためにメルセデスに移籍したのに、と嘆いた。
シーズン序盤には表彰台に連続して上がり、ランキング2位に位置していたロズベルグだが、メルセデスMGP W01は他のライバルたちから少しずつ後れをとっていき、現在では彼はランキング7位にポジションダウンしてしまった。ヨーロッパGPでは昨年所属していたウイリアムズのドライバーたちが予選8、9位を獲得したのに対し、ロズベルグはQ2で敗退、彼の中で失望とフラストレーションが高まっているようだ。
「悲惨だよ」とロズベルグは、ケルン・エクスプレスのインタビューでコメントしている。
「チーム内でタイヤに問題があることは理解されている。何週間もの間、僕らは前進するだろうと言ってきたけれど、何も起こってない。逆に後退しているんだ。ウイリアムズは数週間前には僕らよりずっと後ろだったのに、(バレンシアの予選で)僕らはそのウイリアムズ勢より後ろの12番グリッドだった。そんな状態で何に期待できる? 僕は勝てるポテンシャルがあるマシンに乗れると思ったからウイリアムズからメルセデスに来たのに」
しかしロズベルグは次戦イギリスGPに向けて、前向きな発言も行っている。
「チームのハードワークが報われるようないい結果が出せたら嬉しい。この数戦は辛いレースが続いているけれど、前進するために懸命に努力しているし、僕らならやれると信じている」