WRC世界ラリー選手権で2年連続王者のセバスチャン・オジェ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)は、ラリーに危険は付きものであり、行き過ぎた安全対策は行うべきではないと語った。3月6日~9日に行われたWRC第3戦メキシコでは、デイ1にオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が湖に転落するアクシデントが起きている。

 WRCにMスポーツから参戦しているタナクは、デイ1最初のステージをスタートした直後にコースオフ。そのまま湖へ転落してしまった。タナクとコドライバーのライゴ・モルダーは無事に脱出したものの、マシンは水没し、アクシデントから9時間後に回収されている。

 このアクシデント以降、WRCでは安全性を高めるための施策について協議されているが、オジェはラリーにリスクは付きものだと語った。

 オジェは英AUTOSPORT.comに対し、「僕らはラリーをしているんだ」とコメント。

「コースオフしたら危険な場所は、どこにでもある。たとえば(モンテカルロの)チュリニ峠では一度でもコースオフしたら、それで終わりだ」

「WRCには同じように危険な場所がたくさんある。幸運なことに、今のところ僕たちにアクシデントは起きていない。ライバルの多くは不幸に見舞われているけどね」

「もちろん、どのチームもマシンの安全性を高めるために努力している。コースに、わら山やスポンジバリアのようなものを置くこともできる。でも、オット(・タナク)のアクシデントは、コーナーの手前でマシンが壊れて、まずい所へコースアウトしてしまったという不幸が重なって起きたものなんだ」

 フォルクスワーゲン・モータースポーツ代表のヨースト・カピトは、ステージ走行中に想定外のアクシデントは起きるものであり、万全の対策を施すのは不可能であることをWRCは認めべきだとコメントしている。

「マシンが水没するというのは、初めて起きたアクシデントだ。このようなアクシデントに対処するべく、水中で動作するトラッキングシステムを搭載すべきだろうか?」

「今シーズン、似たようなことが起きそうな場所は2つか3つくらいだ。そこにボートとダイバーを待機させるほうが賢明だと思う」

「安全対策に関して話し合うことはできる。安全性の確保は、なによりも優先されるものだしね。しかし、どれ程度の頻度で起きるアクシデントなのかを考慮して、対策を施す必要がある」

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