ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、シーズン後半に入り、来年に向けてほとんどのチームが今季マシンの開発をストップせざるを得ないため、現在いいマシンを手にしているロータスは非常に有利であると語った。
2014年F1ではレギュレーションが大きく変わるため、どのチームも例年よりも早い段階で来季開発にリソースを集中させるものとみられている。
「大部分のチーム、おそらくレッドブル以外のチームが、2014年のチャレンジに備えて今季型のマシンの開発に割くリソースを減らしていくだろう」とブーリエはF1公式サイトのインタビューにおいてコメントしている。
「そう考えると我々はシーズン後半に非常に有利な立場に立っていると思う。今の我々のマシンはトップで戦っているからだ。我々はスパに強力なアップグレードパッケージを持ち込む。これがシーズン残りを戦うマシンのベースになるだろう。我々の目標は最後まで表彰台争いを続けていくことだ」
シーズンスタート時点でコンストラクターズランキング3位を目標に掲げてきたロータスだが、現在2位争いに加わっており、シーズン後半は目標を上げてランキング2位獲得を目指すと、ブーリエは述べている。
10戦終了時点でレッドブルが首位で277ポイント獲得、以下メルセデス、フェラーリ、ロータスの順で並んでいるが、メルセデスとロータスの差はわずか25点となっている。
「今、我々、フェラーリ、メルセデスが非常に熾烈なランキング争いをしている」とブーリエ。
「目標達成のため、少し上を目指す必要がある。ランキング2位を目標とする方がいいだろう。それにチャレンジし続けるため、これまで以上に努力していく。エンストンのスタッフは野心的だし、シーズンの終わりにトップ3の中に入れる可能性は十分ある。それができれば、関係者全員にとって素晴らしい成果といえるだろう。残りの9戦、積極的に戦っていく」