ロータスのチームプリンシパル、エリック・ブーリエは、E20のパフォーマンスが気温にあまりにも大きく左右されすぎるとの懸念を示した。
ここまでの6戦でE20の速さは明らかだが、キミ・ライコネンもロメイン・グロージャンも、気温が下がると他のマシンについていけなくなるという状況が何度か見られている。
ブーリエは、モナコGPでも、気温が高いときには素晴らしい速さを見せ、気温が低くなるとペースが落ちるという傾向が見えたと述べた。
「レースで我々のペースが落ちていくのを見て心配になった。天候に大きく影響されるんだ」とブーリエ。
「タイヤのデグラデーションが高いことを知っていれば、デグラデーションを起こさないようなマシンをデザインしたいと思うものだ。だが、それはひとつの強みではあるが、一方で温度が下がったときには弱点にもなる。そのことは予期していなかった」