フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロは、新レギュレーションによって、今のF1では人為的な要素が増え、純粋な戦いが見られなくなったと批判した。
「人為的な要素が大きくなりすぎてしまった」とディ・モンテゼモロはCNNのインタビューにおいて語った。
「雨の中でサッカー選手にテニスシューズを履かせようとするようなものだ。ピットストップの回数が多すぎる。私は競争を見たいが、コース上でマシンが競争するところを見たいのだ。ピット競争など見たくはない」
「前回のレースでは80回ものピットストップが行われた。多すぎる。ピットから出ると自分の(本当の)順位が分からない。これでは人々には理解できない」
「マシンについてもやりすぎてしまったと思う。今のマシンには非常に多くのボタンがついている。ドライバーは、オーバーテイクする権利が出てくると、ボタンに集中する。これはいきすぎだ」
「フェラーリは、連盟や他のチームを尊重しつつ、F1に行きすぎがないよう全力で声を上げていく。でなければテレビ視聴者やサーキットの観客にとって問題が生じるだろう」