2014年F1マレーシアGPの金曜プラクティスで、ケータハムの小林可夢偉は19位/21位(ノータイム)、マーカス・エリクソンは17位/20位だった。
■ケータハムF1チーム
小林可夢偉マレーシアGP金曜コメントはこちら
可夢偉「がっかり。2つの問題でまた走れなかった」
マーカス・エリクソン フリー走行1=17位/2=20位
FP1で24周走れたから、オーストラリアよりもずっと順調に週末をスタートできたといえるね!
フリープラクティス1回目は、通常のFP1のプログラムに取り組むことができ、うまくいった。可夢偉のマシンにトラブルが起きたから、これはとても重要なことだった。
セッションがスタートした時点で路面はまずまずで、時間がたつにつれてグリップレベルが向上し、マシンバランスもよくなっていった。ほとんどずっとトラクションに問題を抱えていたが、パワーユニットのドライバビリティを向上させていくことができた。
バランスに関する主な問題はアンダーステアだということだった。タイヤのひとつにフラットスポットができていた。つまり最後の2回の走行でマシンがかなりアンダーステアだったということだ。でも全体的にこのセッションはうまくいった。
FP2でもたくさんの周回を走りこむことができた。でも午後を通して毎周あちこちでエンジンが切れるという問題を抱えていた。そのためにこのセッションでは本来可能なはずのラップタイムを出すことができなかった。これについてはルノーと協力し合って調べる必要がある。
マシンは午後もアンダーステアで、中・高速コーナーで特にその傾向が強かった。それに関しても今日集めたデータを利用して調べてみるよ。
初めて金曜をしっかり走ることができて嬉しい。ここは僕らのホームレースだからね。チームが可夢偉のマシンの問題を懸命に解決しようとしていることは知っている。でも僕に関しては今日55周を走ることができたから、オーストラリアの金曜と比べてかなり前進できたと思う。それがFP3と予選で役立つはずだ。
ルノー・スポールF1トラックサポートリーダー セドリック・スタドール
今日はマーカスは堅実な一日を送った。とはいえ、セパンでマシンのポテンシャルを発揮できるようになるにはチーム全員、まだやるべきことは多い。
FP1では多くの周回数をこなしたものの、FP2では断続的なドライバビリティの問題が発生したため、彼は速いタイムを出すことができなかった。これについては今夜調査する。
残念ながら可夢偉のマシンには1回目のセッションでエネルギー貯蔵の問題が起こり、FP2に向けてバッテリーを交換しなければならなくなった。それには時間がかかったため、彼は午前中にほとんど走ることができずに終わった。
その後、クラッチのオイルリークの問題が見つかり、今年のマシンでは修復作業に時間がかかるため、結局可夢偉はFP2も走れなかった。もちろん理想的な状況ではない。
彼が予選の準備を整えられるよう、これらの問題を明日に向けて解決しなければならない。