バーレーンでのシーズン前最後のF1合同テストが終了、ケータハムのチームプリンシパル、シリル・アビテブールは、CT05の信頼性に満足感を表すとともに、小林可夢偉の仕事ぶりを称えた。
テスト最終日の2日は、セッション終了1時間前にクラッチトラブルによりテストを切り上げ、最後に予定していたパフォーマンスランを行うことはできなかったものの、可夢偉は一日の中で合計106周を走りこみ、1分38秒391で11位となった。
前日にはマーカス・エリクソンが117周を走っており、可夢偉はマシンの信頼性に手ごたえを感じながらテストを終えることができたと述べている。
チームプリンシパルのアビテブールは、ケータハムはシーズン開幕に向けていい状態であると述べ、さらに今年可夢偉を起用したことに満足しているとも語った。
「予想していたとおり、非常に厳しいプレシーズンだった」とアビテブール。
「しかしテスト終了時点では、ルノーのパワーユニットを使用するチームの中で我々が最も高い信頼性を示しており、今の段階では昨年の同時期と比べるとパフォーマンスが改善されていると感じられる。それはポジティブなことだ」
「ソフト寄りのコンパウンドでのパフォーマンスランで可夢偉がどのあたりに来るのか、確認したかった。彼は大幅にタイムを削ったはずだ。1分36秒台に入れたと思う」
「しかしそういった純粋な速さがシーズン序盤戦に成功を収めるための一番重要なファクターになるとは思わない」
「我々がなぜ可夢偉の加入をこれほど喜んでいるのか、その理由を可夢偉ははっきりと示している。彼は純粋なペースに関しても、フィードバックにおいても、我々に基準点を示してくれる。今季、彼とマーカス(・エリクソン)のふたりはいいドライバーラインナップとなるだろう」