F1バルセロナ合同テスト2日目は、朝からサーキット周辺に濃い霧が立ちこめていて、どうなることかと思いましたが、セッション開始の午前9時までには、すっかりと晴れてくれました。それではバルセロナのパドックから、DAY2 です。
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平日ではありますが、急きょフェルナンド・アロンソが走ることになったためかグランドスタンドには初日よりも多くのお客さんが観戦に訪れていました。お手製のアロンソ応援フラッグを振るファンの姿も。やはりマクラーレン・ホンダといえば「赤白カラー」というイメージは世界共通のようです。
英国のSKY SPORTSは、こんなところからテレビ中継。このほかコースサイドやパドックなど、サーキット内のあちこちから情報を発信しています。グランプリ本番の時にはピットウォールからの中継なんてできないので、これはテストならではのレアな光景です。
朝イチにはピット出口で止まってしまう場面もあったレッドブルですが、昼までにはトップタイムを記録。午後はしっかりとレースシミュレーションを敢行。それもピットウォールにクリスチャン・ホーナーやエイドリアン・ニューウェイなど首脳陣が詰め、ピットクルーも耐火スーツとヘルメットを着用して本番同様のピットストップも行うという、かなり本格的なもの。
残念ながらトロロッソのカルロス・サインツJr.がスピン、赤旗で中断となってしまいましたが、レッドブルの熟成度と本気度が見えてきます。
そんなレッドブルが恋しくなったというわけではないのでしょうが、セバスチャン・ベッテルがレッドブルのモーターホームをぶらりと訪れていました。ホーナーやマルコらと、しばし歓談。チームを出て行っても、なお良い関係を継続しているというのも彼の人間性を物語っていますね。
お昼ごはんはピレリのモーターホームでいただきました。前回ヘレスで食べに行ったときにもパストール・マルドナド師匠が食べにきていたのですが、またバッタリ(笑)。ロータスは、いつものケータリングではないので、美味しいイタリアンが食べたくて、こっちに通っているそうです。
マルドナドも食べていたシーフード満載のタリアテッレ。海鮮の旨味と甘みが濃厚で、素晴らしく美味しゅうございました。
ピレリは日替わりのメニューを用意して、ピレリのスタッフやゲスト向けにビュッフェ&アラカルトで料理を提供しています。さすが、食にこだわるイタリアン!
トラブルの可能性を抱えながら、59周を走破したマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。もちろん地元メディアも大注目で、セッション後の会見は大入り。本人も「クルマはヘレスより確実に進歩しているし、今日だって昨年ここでの僕の予選より速いタイムだったんだから、ひとりで走っていたら最高の気分だったはずさ!」とゴキゲンでした。この調子で、残り2日間も突き進んでもらいたいものです。
フェルナンドが通るたびにスタンドからは拍手がわき上がっていました。彼が次に走行する日曜日は地元ファンが大勢詰めかけて、大いに盛り上がることでしょう。