ピレリのブランドアンバサダーを務めるジャン・アレジは、日本グランプリの舞台となる鈴鹿には熱狂的なファンが醸し出す素晴らしい雰囲気があると語った。
「日本は私の大好きな国のひとつであり、鈴鹿は私の大好きなサーキットのひとつです」と、アレジはピレリのリリースにおいてそう述べている。
「鈴鹿は、スパやモンツァにも少し似ていて、ファンタスティックな流れと多くの高速コーナーによって、レースドライバー誰もが本当にスリリングに感じるサーキットです。しかし、それだけではありません。鈴鹿には、とても熱狂的でモータースポーツに詳しい日本のファンが醸し出す素晴らしい雰囲気があります。日本のファンは本当にF1が大好きです!」
アレジは、数多く経験した鈴鹿のレースのなかで、94年が一番の思い出だと明かした。
「鈴鹿にはいい思い出がたくさんありますが、ひとつを選ぶとすれば、1994年のフェラーリ在籍時のレースですね。どしゃ降りのコンディションの下、ナイジェル・マンセルと素晴らしいバトルを繰り広げ、最後は表彰台を獲得しました。デーモン・ヒルが優勝したレースです」
またアレジは、今週末のレースに投入されるハードとミディアムがベストな組み合わせだと考えている。
「この種の雨は、日本で時々遭遇する雨で、もうひとつの難しい要素となります。ハードとミディアムは、鈴鹿ではベストな組み合わせだと思います。タイヤには大きな負荷がかかり、摩耗は激しくなります。おそらく、2〜3回のストップになるでしょう。私のレースキャリアでは、予選タイヤから溝つきのタイヤまで、多くの異なるタイヤレギュレーションを経験しました。私は、3ストップまでであればOKだと思います。3回を超えると、ちょっと想定外になりますね。しかし、これまでそのようなことは1度か2度しかありませんので、これまでのピットストップ回数の記録は素晴らしいと思います」