フェラーリのフェルナンド・アロンソは、フェリペ・マッサの後任としてはキミ・ライコネンがベストの選択肢であるというのは自分の意見でもあったと語った。
フェラーリは2014年、マッサとは契約せず、ライコネンをアロンソのチームメイトに選んだ。ふたりのチャンピオン経験者が組むことでチーム内でトラブルが起きるという懸念の声がすでに上がっている。
しかしアロンソは、ライコネンと組むことはマッサと組むことと同様、何の問題も引き起こさないと語った。
マッサもワールドチャンピオンクラスのドライバーであり、彼の代わりにライコネンが加入しても問題は起こらず、自分がこれまで以上にチームメイトからプッシュされるということもないと、アロンソは述べている。
「僕が今努力している以上に誰かによってプッシュされるとは思わない」とアロンソ。
「ワールドチャンピオンふたりの組み合わせになっても何も変わらないと思う」
「メディアは常にこういう風に書きたがる。僕がフェラーリに加入した時もそうだ。フェリペとの組み合わせは厄介なことになると言われた。でも4年たった今、彼はF1の世界の中で僕にとって最良の友のひとりだ」
「来年も同じことになるだろう。でもそういうことは書かれないんだ」
「タイトルを取っているかどうかは、ドライバー同士の関係、チーム内の関係、プッシュされるかどうかといった問題に影響しない。フェリペは、2008年、フィニッシュラインを越えた段階ではワールドチャンピオンだった。ルーキードライバーとは違う」
アロンソは、ドライバー決定の過程についてはチームから知らされており、マッサを雇わないのであればライコネンを選ぶのがベストだというのは自分の意見でもあったと述べている。
「チームの動きは常に知らされてきた。チームはぎりぎりまで決断を下さなかったようだ。そしてフェリペを誰かと交代させようと決めた時、チームは僕に意見を求めた」
「マーケットの中でベストなのはキミだ、というのが僕の意見だった。来年の選手権にはたくさんの変化がある。だからF1で長いキャリアを持つチームメイトと組むことが重要だ」
「チームは彼を選んだ。僕は満足している」