フェルナンド・アロンソが、今季末でF1から引退したマーク・ウエーバーにはなむけの言葉を送った。

 2002年にF1にデビューしたウエーバーは、2013年末をもってF1から退き、来年はポルシェと共にWECに挑戦する。

 ウエーバーと親しい友人であるアロンソは、引退する彼に関して次のようにコメントしたとF1公式サイトが伝えている。

「マークは素晴らしい才能の持ち主だ。F1ドライバーとしていくつか非常に興味深いことを成し遂げ、ひとりの人間としても素晴らしいスポーツマンだ」
「僕は彼を非常に尊敬している。パドックの中でも外でもそうだ」
「彼は……何というのか、昔かたぎのドライバーだ。モータースポーツに対して大きな愛情と情熱を抱いており、素晴らしい才能と、攻撃に関する見事なセンスを持ち合わせている」
「彼がF1からいなくなると寂しくなる。新しい世代のドライバーたちは彼とは違っている。いいとか悪いとかではなく、彼とは違うんだ。だからこそ、僕らは皆、この昔かたぎのスタイルを持った仲間がいなくなると寂しくなるだろう」

 ブラジルGPでは、優勝のセバスチャン・ベッテルに続き、ウエーバー2位、アロンソ3位という順位になった。

 ウエーバーの最後のレースでバトルができたことが嬉しかったとアロンソは述べた。

「このバトルを忘れることはないだろう」とブラジルGP後にアロンソが語ったとBBCが伝えた。
「素晴らしい個性とたくさんの魅力を持った、偉大なる男だった。彼は自分の考えを発言することを恐れない」
「マークが最後のレースで戦ったドライバーが自分であることが嬉しかった。表彰台の上でもそのことを話した」

 ウエーバーは、ラストレースで現役最高のドライバーであるベッテルとアロンソと共に表彰台に上れたことは自分にとって大きな意味を持つと述べた。

「セブ(ベッテル)と僕はこの年月の中で難しい部分を抱えていた。フェルナンドは別のチームのドライバーだから、彼との方がいい関係を築きやすかった。今日は、今の世代で最も優れたドライバーであるこのふたりと表彰台に立つことができた」

「彼らとは多くのレースを戦ってきた。彼らと一緒に最後の表彰台フィニッシュを成し遂げたのは僕にとって素晴らしいことだ。僕がキャリアの最後にいい走りができたということであり、(引退の)タイミングが正しかったということだから、とても大きな意味がある」

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