シルバーストン・サーキットで幕を明けたF1第10戦イギリスGPは、9日朝に1回目のフリー走行が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。2番手はルイス・ハミルトン(マクラーレン)、3番手にはロバート・クビカ(ルノー)がつけた。BMWザウバーの小林可夢偉は15番手、HRTの山本左近は24番手となっている。

 1回目のフリー走行は現地時間の午前10時からスタート。天候は晴れ、気温21度、路面温度は28度というコンディションとなった。このイギリスでは、HRTがブルーノ・セナに代えて日本人ドライバーの山本左近を起用することをこの日の朝に発表。またこのセッションでも、ロータスがヤルノ・トゥルーリに代えてファイラス・ファウジーを起用、フォース・インディアもポール・ディ・レスタがビタントニオ・リウッツィに代わって1回目の走行を担当することになった。

 セッションが始まると、最初の20分はファウジーとティモ・グロック(ヴァージン)を除く22台がインスタレーションラップを行う。その後、地元のジェンソン・バトン(マクラーレン)がコースイン、ファンの歓声に迎えられたバトンは今年のグランプリで最初のタイムを記録した。しかし序盤の30分はそのバトンが唯一タイムを記録するのみで、セッションは静かなスタートとなる。

 開始30分過ぎからはレッドブルのマーク・ウエーバーを皮切りにさらに数台がタイム計測をスタート、HRTに乗る左近も最初のタイム計測で1分43秒台のタイムを記録する。やがてハミルトン、ミハエル・シューマッハー(メルセデスGP)といったドライバーもタイムをマークしてくるが、セッションの前半をリードしたのはウエーバーでタイムは1分33秒905だった。

 今年から新しく生まれ変わったシルバーストンのコースはターン11から16という新たなレイアウトが加わっている。セッションが進むにつれ、そのうちのターン11とターン13でバンピーな路面を訴えるドライバーが現れ、実際もブレーキングの際にマシンをスライドさせるドライバーが多く見られた。

 セッションが折り返した後は、ウエーバーのタイムをメルセデスのニコ・ロズベルグが更新。さらに開始50分過ぎにはベッテルがトップタイムをマークした。一方でロータスのファウジーとヴァージンのグロックは最初のインスタレーションラップ以降、なかなかコースインできない状況が続いていたが、残り30分を過ぎたところでようやくコース復帰を果たしている。

 その後はセッション終盤になってもベッテル、ハミルトン、クビカというトップ3のまま順位は動かずに90分のセッションが終了。ウエーバーは4番手となり、マクラーレンのバトンは8番手。フェラーリはフェルナンド・アロンソが13番手に終わった。

 日本人ドライバーではBMWザウバーの小林可夢偉がチームメイトのペドロ・デ・ラ・ロサを上回る15番手。また、ひさびさの走行となった左近は24番手でセッションを終えている。

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