ベライゾン・インディカー・シリーズは、2014年シーズンのポイント制度を変更することを発表した。インディ500、ポコノ、フォンタナの3つの500マイルレースで、通常ポイントの2倍となり、インディ500の予選にもポイントが与えられる。
3月29、30日にセント・ピーターズバーグで開幕戦を迎えるインディカー・シリーズ。ポイント制度やエンジン交換によるグリッドペナルティなどの規則が一部変更される。
今季予定されているインディ500、ポコノ、最終戦フォンタナの3つの500マイルレースで、ポイントが通常の2倍となり、優勝したドライバーは100ポイントを手にすることができるようになった。
また、今年2日間によって争われるインディ500の予選にもポイントが与えられる。17日の予選1日目の順位に対して1位に33ポイント、2位に32ポイント……33位に1ポイントが与えられる。そしてポールポジションを決定するファスト・ナイン・シュートアウトの順位に対しても、1位に9ポイント、2位に8ポイント……9位に1ポイントのボーナスポイントが設けられた。
インディカーの競技委員長を務めるデリック・ウォーカーは、「500マイルのイベントにより重きをおいた。チームやドライバーは臨機応変な対応をするはずだ。我々は、チャンピオンを決定する方法を改善する様々な方法を検討したよ。これは選手権の戦いをより刺激的なものにするだろうね」とコメント。
また、マニュファクチャラー選手権に関しても、新しい制度が導入される。エンジン交換せずに2500マイルを超えたら10ポイントが与えられるほか、500マイルレースのダブルポイントも同様に与えられる。
「ファンは、エンジン交換による10グリッドダウンのペナルティは好んでいなかった。マニュファクチャラーの協力で、我々は混乱なくレースを改善することができるよ」とウォーカー。
これまでマニュファクチャラーがエンジン交換をした場合の10グリッドダウンのペナルティは、マニュファクチャラーポイントを10ポイントマイナスに変更され、チームがエンジン変更を申し出た場合は、エントラントポイントとドライバーポイントの両方に10ポイントマイナスのペナルティが科される。
また許可されていないエンジン変更は、次のレースで最後尾からのスタートとなるが、インディ500前のレースやインディ500でのペナルティは、インディ500中には科されない。