ウイリアムズのチーム副代表、クレア・ウイリアムズは、今季からレギュラードライバーに昇格したバルテッリ・ボッタスの働きを「素晴らしい」と絶賛している。
フィンランド出身で、現在23歳のボッタスは、昨年チームのリザーブドライバーとしての金曜フリー走行を経験し、時にはレギュラードライバーを上回るタイムを記録、周囲から高い評価を得ていた。
レギュラードライバーの座を射止めた今シーズンは、開幕戦から不安定なマシンに苦戦しつつ、第7戦カナダGP予選では3番グリッドを獲得する大健闘を見せている。
ウイリアムズは、決してコンペティティブではないマシンながら、ボッタスは見事な働きを見せていると語った。
「彼は今年、チームの為に素晴らしい働きをしてくれています」とウイリアムズ。
「私が最も感銘を受けたのは、彼の成熟度です。おそらく国籍によるものだと推測しているのですが、彼の冷静さは、本来なら彼が正反対(の感情)でありうる状況で発揮されるのです」
ボッタスは、今季のチーム初ポイントこそ僚友のパストール・マルドナドに譲ったものの、前半10戦のうち6戦でマルドナドをアウトクオリファイしている。ウイリアムズは、ボッタスの才能がチームの前進を手助けしたのだと考えている。
「彼は本当に素晴らしく、自身の働きでチームからの尊敬を集めています。チームの前進を助けるという彼の役割を確実に果たすため、熱心に働いてくれているのです」
「ボッタスはすべてを備えています。彼はコクピットの中でしてほしいことをすべてやり、マシン開発のために必要なことをエンジニアにフィードバックします。マーケティングやメディア的にもすばらしく、また優れたリーダーでもあるのです」
「いざというときにコクピットから出てきて、チームの活性化を手助けしてくれる人というのは必要な存在です」