2009年F1においてジェンソン・バトンがセンセーショナルな快進撃を続けていることについて、バーニー・エクレストンは、F1にとってこれはよいことではないと述べた。
バトンは、開幕7戦中6勝という、2004年のミハエル・シューマッハー以来の快挙を成し遂げた。当時、シューマッハーが独走したことで、ファンはF1への興味を失っていったため、エクレストンは今年もそれと同じ現象が起こるのを恐れている。
過去数年はシーズン末までタイトル争いが続き、最終戦までファンの関心を引き付けたが、このままでいくと、バトンは数戦を残してタイトルを獲得するものと見られる。エクレストンは、ライバルたちが早急にバトンの勢いを止めることを願っている。
シューマッハーとジム・クラークしかこれまで達成したことのない記録をバトンがトルコで成し遂げたことについて、エクレストンは、デイリー・エクスプレスに対してこうコメントした。
「ある意味では非常に素晴らしい結果だ。(しかし同時に)非常に困ったことだ」
「もちろん、彼にとっては本当に素晴らしいことだ。だが、盛り上がりとか、選手権にとってはあまりいいことではない。ファンは、スーパースターがこういう仕事をするのを見るのが好きだと思う。しかし私としては、もう少しチャレンジがあればいいのにと思う。そのうちそうなるとは思うがね」