2011年F1へのエントリー申請を却下されたエプシロン・エウスカディのボス、ホワン・ビラデルプラットが、FIAの決定を尊重するが、今後もF1プロジェクトを継続させていくと語った。
来季に向けて13番目のチームの選考を行ってきたFIAだが、条件を満たす候補がいなかったため、13番目のエントリー枠は空席のままにするとの発表を行った。
これを受け、ビラデルプラットは英AUTOSPORTに対してコメントし、必要な予算が確保されればF1参戦を今後も目指していきたいと述べた。
「私は、13番目のライセンスを承認しないというFIAの決定を尊重する」とビラデルプラット。
「個人的には、時間的な制限や条件を考慮して、2011年に向けて準備するのがほぼ不可能なチームを選ぶのではなく、空席にしておくのがベストだと考えている」
「以前から言っていたように、我々は経済的パッケージが承認されておらず、そのため選ばれるのは非常に難しいだろうことは分かっていた。資金がなければ、望むようなF1プロジェクトを遂行することはできない。しかし我々にはF1のための理想的な施設もスタッフも揃っている。いずれ目標を達成できるよう、努力を続けていく」
「F1は我々の目標のひとつであるが、唯一の目標ではない。エプシロンは工業および自動車のプロジェクトを押し進めていく。F1はそのうちのひとつだ。しかし唯一のプロジェクトではない」
「13番目のライセンスはF1に参戦するためのひとつの手段だったが、これが唯一の手段だというわけではない。全く異なる他の可能性も検討する。選択肢について話し合っているが、これについてはまだ何も動きはない。しかし、こういった選択肢が浮上したときに財政上、開発上の両パッケージが準備が整っているよう、今後も努力していく」