今回で27回目の開催を迎えるオーストラリアン・サファリがスタート。9月20日(土)に西海岸のジェラルトン周辺で約11kmのプロローグランが行われた。トップタイムを記録したのは、地元オーストラリアのホールデンVFをドライブするスティーブ・ライリー。スティーブ・グレニーがステアリングを握る唯一のエレクトリックカー、三菱アウトランダーPHEVはクラストップ、総合16位と順調なスタートをきった。

 オーストラリアの西側、西オーストラリア州を舞台とするオーストラリアン・サファリは今回が最後。ダイナミックな大自然でのラリーレイドを楽しもうと、今年も多くの選手が西オーストラリアに集まった。今年のコースは州都パースでのセレモニアルスタート後、広大な州内を北上。美しい海とサンゴ礁で有名なエクスマウスで折り返し、西海岸のシーサイドリゾート、カルバリでフィニッシュというルート設定だ。競技は20日から27日(土)までの8日間で総走行距離は3529km。そして8本計2312kmのSSが予定されている。

 全出場車の中でも注目の存在は、初出場となるプラグインハイブリッドカーの三菱アウトランダーPHEVだ。オーストラリア国内の三菱ワークスともいえるTMR(チーム三菱ラリーアート)オーストラリアが制作したマシンは、最小限の改造に留められた市販車にかなり近い仕様。アウトランダーPHEVは8月に開催されたアジアクロスカントリーラリーにも出場したが、今回のマシンはその時よりもさらにショールーム状態に近い。

 アウトランダーPHEVをドライブする地元のグレニーは「僕もマシンも今回が初めての挑戦だ。まわりはラリー専用開発マシンだらけだが、僕らは自分たちのペースで27日のゴールを目指すよ。市販車に近いこのマシンが一体どのような走りをするのか、とても楽しみだ」と、未知なる冒険に顔を輝かせる。

 ラリーは西海岸ジェラルトン周辺でのプロローグランで最初のSSが行われ、21日(日)よりやや内陸側の荒野をひたすら北に向かって進んでいく。8日間3529kmのロングトリップは、まだ始まったばかりだ。

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