2013年F1アブダビGPの日曜決勝で、ケータハムのシャルル・ピックは19位、ギド・バン・デル・ガルデは18位だった。
■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック 決勝=19位
週末を通してマシンはアンダーステアで、それは今日の決勝でも同じだった。
スタートはまずまずで、2周目の終わりまでにチルトンとボッタスを抜き、8周目の最初のピットストップまでにギャップを拡大した。
オプションからプライムに換えたセカンドスティントでは、マシンのバランスが悪かった。僕はギドの前を走っていたが、チームから彼を前に出すよう指示されたので従った。マシンの感触から考えて、これ以上のものは引き出せなかったと思う。
その状態はチェッカーフラッグを受けるまで続き、最終スティントでは多少はよくなったけれど、理想には程遠い状態だった。
ギド・バン・デル・ガルデ 決勝=18位
僕のキャリアの中でベストレースのひとつだと思う。今日はマシンは素晴らしく、ピットストップの作業もうまくいった。チームの皆がしっかりやってくれたことが、レースの中でとても助けになった。
スタートでライコネンの前にいたが、彼がターン1で僕の左リヤに接触した。その接触によって僕はスピンしかかり、チームメイトとチルトンに大きく遅れをとった。
状況ははっきり分かった。全く僕のせいではない。僕は集団の中で走り、1コーナーに向けてターンインしたら、ヒットされた。彼は序盤に順位を上げたいと思って少しやりすぎたのかもしれない。本当のことは分からないけど。
危ないところだったよ。スピンしかけたんだ。でも幸いレースを続けることができた。最初は左リヤに少し変な感じがあったけれど、しばらくすると問題なくなった。
今回は運に恵まれて本当によかった。1周目を乗り切り、その後、マシンの感触は素晴らしく、バランスがとてもよかった。
最初のピットストップでソフトからミディアムに換えると、どこででもプッシュできるようになった。多少オーバーステアだったが、それほど悪くはなかったよ。
ピットストップの後にはチームメイトの後ろにいたけれど、僕の方がペースがよかったので、チームが彼に対して僕を前に出すよう指示してくれた。前が空いた状態になると、本気でプッシュできるようになり、チェッカーまでに彼とのギャップを広げた。
選手権10位の座を取り戻すには、もう少し幸運に恵まれ、前を走るマシンに何かが起きる必要があることは分かっている。それでも直近のライバルたちのかなり前でフィニッシュできたのはいいことだ。
残り2戦にもこの状態を維持しなければならない。そしてチャンスが訪れれば僕のルーキーシーズンをいい形で締めくくるために必要なことができるだろう。